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テヘランでロリータを読む

1/27(日)18:00~ミニシアター1010にて観劇。

1995年、テヘランの大学で英文学を教えていた女性が、
女子学生7人とともに、自宅で西洋文学の読書会を始める。
革命後のイランは、普段の生活において特に女性達に対して
厳しい道徳や規則の圧制が課されている中で、
ささやかな自由の場となっていた読書会だった。
そんな読書会ではナボコフの「ロリータ」が読まれていた。


四方を客席が囲う、せり上がりのない地続きの舞台。
うっすら枠で仕切られ、登場人物以外は、
その枠外に控え、常に観客の前に出続ける形。

黒を貴重としたシンプルな舞台が、
いつしかイランの世界に見えてくる。

女子学生の各々が感じるイランの世界。

窮屈なのか、息苦しいのか、
はたまたそれでも活き活きして輝かしいのか。
この世界では男性には決して分からない
女性の悩み、葛藤が否応なく表れてくる感じがした。

現実にはその場にいないナボコフのようなHHが
心の声となって女性たちに響く。

道化のようであり、真理であり、優雅。

原西忠佑がそんな役柄を悠々と演じていた。

女性達は全員魅力的。

各登場人物ごとにカラーリングされた衣装が
チャドルによって色合いが鮮やかに見えた。

強いて言えば、終盤に国外に逃げていく学生を演じた辻村優子、
最年少でロリータの純真イメージが合う学生を演じた長瀬みなみ、
夫婦揃ってのアメリカ行きに悩む学生を演じた阿波屋鮎美が印象的だった。

終演後のアフタートークにサプライズと
とても良い座組だ、とも感じた。

そんな、毎日。

テーマ: 演劇・劇団
ジャンル: 学問・文化・芸術

  そんな奇跡は起きなかった


4/13(土)14:00~サンモール・スタジオにて観劇。

劇団The Stone Ageは初見。
ツープラトン公演ということで、
同じ美術セットをそのまま利用して
キャストやストーリーの違う2つの作品をやるという
面白い企画。

しかも今日観た方には、劇団員が出ていないという。

ただそれにしても、松葉祥子(太田プロダクション)、火野蜂三(ニコルソンズ)、
西川康太郎(ゲキバカ)、後藤慧(コーヒーカップオーケストラ)と
これまで別々に観てきた方々が集結している公演で色々楽しみ。

<あらすじ>
三途の川の河原、賽の河原のほとりの洞窟で、
河原の石を魂と仕分けて数える作業を行う抜け殻たち。

そこに新しく抜け殻である虚空(西川康太郎)が
仕分け作業に新しく加わってくる。
が他の抜け殻たちとは明らかに何かが違う。

夏が来て、見張りの鬼たちがいなくなった時に
仕分け作業を休もうとする抜け殻たちに対し、
虚空はある事実を話し始める…。


*****************ここからはネタバレあり*************************

数え地獄ということだが、鬼との約束で
魂を数えきって鬼が認めれば、
あの日あの時に生き返れるという。

抜け殻たちは、
諦めて完全に死にきるために河原で自分の魂を砕ききるか、
永遠の時の中で魂を数えていつか生き返れる道を選ぶか、
という選択しかない。

他には、洞窟の向こうの現世につなげるトンネルを掘るなど
各人が何かを信じたり、諦めたりで過ごしていた。

地獄だが、まるで監獄。
囚人のようだ。

鬼が夏に現世に行く仕組みや、魂の管理など
色々面白い設定があって、
普通は知りえない世界、死後の世界というものの
想像の幅が広がった気がした。

希望を見せてそれをあっさりひっくり返したり、
希望を与えることも策略だったり、
現実よりも厳しい黄泉の世界。

時折鬼が洞窟の向こうの現世から寄せられる願いの声に、
聞こえないツッコミを入れるところが、
生きている人間に対する皮肉に聞こえたり、
終盤でわかる鬼の存在について踏まえて考えると、
生きていることでもだいぶ希望だと教えてくれる気がした。

キャストとしては、主人公の虚空役の西川さんの
動きに台詞にそのハイテンションっぷりが、
さすがゲキバカのエースたる活躍ぶりと感じた。

そして鬼の一人、鬼怒川役の火野さんは、
独自の世界で、かなり面白い。

ただ以前もニコルソンズで観たが、
強烈で圧倒的なキャラを持ち、基本ボケで笑わせてくれるので、
このメンバーだと逆にツッコミに回っていたところが
多かったようにも思える。

もっと火野さんにツッコむ役柄がいたら、
さらに楽しくなると思った。

凛役の松葉さんは、前半と後半でまったく違うイメージ。
こういった裏表がころっと変わる役柄は
本当に自然で上手いなと思う。
この作品のキーパーソンで
前半のちょっと嫌な感じと
後半の地獄世界の本当の在り様を示す様が魅力。

埃役の後藤さんはもっと前の犬と串で観たような
ハイテンションな感じで攻めたら、
もっと楽しいだろうな~と思った。
けれど身体を張っていて流石でした。

そんな、毎日。

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            戯曲セミナー1


以前このブログでも書いたが、
来月から日本劇作家協会が主催する、
「戯曲セミナー」に参加します。

その時の記事→「ちょっとした報告」

昨日のツイッターのTLに流れてきたツイートに
昨年度(2012年度)の戯曲セミナーに参加された方で
今度の秋の卒業公演の出演者募集のものがあった。

まだ内容は分からないが、
もしかしたら、一部の恐らく優秀な参加者の最終成果は、
上演されることがあるということなのか?

おお!凄い!

万が一にもないだろうけど、
もしも、もしも多分天文学的な確率で
自分がそうなったときに、
作品に出演してほしい俳優さんを考えただけで…
楽しくなってくるなー。

あの人にもお願いしてみたい!
あの劇団、ユニットの方も!

考えただけで、楽しくなる。

「当て書き」なんてのも楽しいだろうな~。

なんて考えながら、日が暮れる。

そんな、毎日。

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4/3(水)19:00~王子小劇場にて。

 夏葉亭一門会公式サイト

1、「普段の袴」夏葉亭白桃【known as 日栄洋祐(キリンバズウカ)】
昨日と同じ話だが、やはり白桃さんの人柄だろうか、
さらに楽しく盛り上がった。
より所々が洗練されてきている様子も感じられた。

2、「死神」夏葉亭芙蓉【known as 熊川ふみ(範宙遊泳)】
初めてでだいぶ緊張されている様子だったが、
始まると、落ち着いた感じで、摩訶不思議な物語を語りつつ、
中盤には必殺ネタを楽しみつつ、聴き入りました。

3、「あくび指南」夏葉亭空豆【known as 齋藤陽介(ホチキス)】
前説から、お客さんの盛り上げが上手く、楽しい。
本日の高座に上がった中で一番経験があると思うが、
ぱっと噺家へ切り替わる瞬間を見られた気がした。
話も一風変わったものを上手くアレンジを加えながら、
楽しくされていて面白かった。

4、「天狗裁き」夏葉亭笹の葉【known as 左東広之(演劇集団キャラメルボックス)】
笹の葉さんの柔和で落ち着いた感じから、各登場人物の細かな演じ分けが
達者だな~と思い、少しずつ楽しい話の世界に誘われる感じが
心地良いとも思える感覚だった。

そんな、毎日。

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4/2(火)19:00~王子小劇場にて。

 夏葉亭一門会公式サイト

1、「普段の袴」夏葉亭白桃【known as 日栄洋祐(キリンバズウカ)】
前振りというか、前段の話が充実して楽しく盛り上がった。
登場人物のダメだけど憎めない感じが上手く表現されていた。


2、「夢の酒」夏葉亭薊【known as 須貝英(箱庭円舞曲)】
落ち着いた感じで、所々に独特の間を置いたりと
緩急で笑わせてくれた。
何人か出てくる女性を演じるのが上手いと思った。

3、「そば清」夏葉亭浜木綿【known as 澤田慎司(FUKAIPRODUCE羽衣)】
初めてとは感じられず、前振りの話から上手く繋がって
話も面白く、小ネタも挟みつつ、とても楽しかった。

4、「動物園」夏葉亭無花果【known as 山本真由美】
上方落語でしかも女性の噺家さんは初めて。
関西弁の会話、語りが軽快で話も分かりやすく面白かった。

5、「金明竹」夏葉亭雛菊【known as 永島敬三(柿喰う客)】
締めに相応しい名人芸。途中繰り返す早口言葉の技量、
緩急をつけたり、表情の変化、間の取り方に至るまで、面白さを堪能した。

そんな、毎日。

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演劇、映画を観て回ってます。
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