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鵺的「幻戯【改訂版】」

Category : 演劇

鵺的「幻戯【改訂版】」

2/26(火)19:00~、下北沢「劇」小劇場にて観劇。

ぬめっと生っぽい空気を感じた。
「性」をテーマとしているが、
静かにうごめくホラーのようでもあった。

娼館での話。
通いなれた友人の作家、黒崎に連れられて来た
新進気鋭の作家・板倉は、30代後半でいまだに童貞。

この設定を聞くと、
個人的には身につまされる思いだが(苦笑)、
考える時間が長ければ長いだけ、
余計なことを考え過ぎて臆病にもなるんだろう、と感じる。

娼館一の玖美子に出会っても心を許さない板倉だったが、
そこで口のきけない娼婦、布見繪と出会い付き合うこととなる。

自分が何かによって自分で無くなるのを恐れていた男が
自分が何とかすることで自分を保てると思えた女と出会うことで
迷いを断ち切る代わりに、豹変する怖さ。

これまで11年も心と体を割り切ってきた玖美子は
板倉の豹変ぶりに拒否反応を示す。
とその瞬間に暗転し、これまで布見繪を演じた奥野亮子が、
玖美子となって登場する。

なかなか解釈も色々だし、難しい話だが、
心と体を分けることで、人格が分裂し、
別々の体を持つようになり、
片方(割り切ると考えている方)が追い詰められ
自殺することになる。

そこから個人的には
やっぱり「性」の字が「心で生きる」だから、
心と体は本質的に割り切っては考えられないとは思った。


明るく艶っぽい№1娼婦の玖美子を演じた秋澤弥里、
影のある口の利けない娼婦の布見繪を演じた奥野亮子、
見えないものが見える娼婦の日登美を演じた松葉祥子、
割り切って稼ぐ娼婦を演じた渡辺まの、
娼館の女将を演じた佐々木なふみ、
女優陣が良かった。

男優陣も
各々くせのある嫌な感じの男を演じていて
全体的にも俳優のクオリティが高い演劇だった。

舞台美術も、客席にせり出す縁側の
先端付近にいて
限りなく距離を感じなかった。

こういう深い作品は
観れて良かったと思える。

そんな、毎日。
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テーマ: 演劇・劇団
ジャンル: 学問・文化・芸術

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