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The Stone Ageブライアント「そんな奇跡は起きなかった」

Category : 演劇

  そんな奇跡は起きなかった


4/13(土)14:00~サンモール・スタジオにて観劇。

劇団The Stone Ageは初見。
ツープラトン公演ということで、
同じ美術セットをそのまま利用して
キャストやストーリーの違う2つの作品をやるという
面白い企画。

しかも今日観た方には、劇団員が出ていないという。

ただそれにしても、松葉祥子(太田プロダクション)、火野蜂三(ニコルソンズ)、
西川康太郎(ゲキバカ)、後藤慧(コーヒーカップオーケストラ)と
これまで別々に観てきた方々が集結している公演で色々楽しみ。

<あらすじ>
三途の川の河原、賽の河原のほとりの洞窟で、
河原の石を魂と仕分けて数える作業を行う抜け殻たち。

そこに新しく抜け殻である虚空(西川康太郎)が
仕分け作業に新しく加わってくる。
が他の抜け殻たちとは明らかに何かが違う。

夏が来て、見張りの鬼たちがいなくなった時に
仕分け作業を休もうとする抜け殻たちに対し、
虚空はある事実を話し始める…。


*****************ここからはネタバレあり*************************

数え地獄ということだが、鬼との約束で
魂を数えきって鬼が認めれば、
あの日あの時に生き返れるという。

抜け殻たちは、
諦めて完全に死にきるために河原で自分の魂を砕ききるか、
永遠の時の中で魂を数えていつか生き返れる道を選ぶか、
という選択しかない。

他には、洞窟の向こうの現世につなげるトンネルを掘るなど
各人が何かを信じたり、諦めたりで過ごしていた。

地獄だが、まるで監獄。
囚人のようだ。

鬼が夏に現世に行く仕組みや、魂の管理など
色々面白い設定があって、
普通は知りえない世界、死後の世界というものの
想像の幅が広がった気がした。

希望を見せてそれをあっさりひっくり返したり、
希望を与えることも策略だったり、
現実よりも厳しい黄泉の世界。

時折鬼が洞窟の向こうの現世から寄せられる願いの声に、
聞こえないツッコミを入れるところが、
生きている人間に対する皮肉に聞こえたり、
終盤でわかる鬼の存在について踏まえて考えると、
生きていることでもだいぶ希望だと教えてくれる気がした。

キャストとしては、主人公の虚空役の西川さんの
動きに台詞にそのハイテンションっぷりが、
さすがゲキバカのエースたる活躍ぶりと感じた。

そして鬼の一人、鬼怒川役の火野さんは、
独自の世界で、かなり面白い。

ただ以前もニコルソンズで観たが、
強烈で圧倒的なキャラを持ち、基本ボケで笑わせてくれるので、
このメンバーだと逆にツッコミに回っていたところが
多かったようにも思える。

もっと火野さんにツッコむ役柄がいたら、
さらに楽しくなると思った。

凛役の松葉さんは、前半と後半でまったく違うイメージ。
こういった裏表がころっと変わる役柄は
本当に自然で上手いなと思う。
この作品のキーパーソンで
前半のちょっと嫌な感じと
後半の地獄世界の本当の在り様を示す様が魅力。

埃役の後藤さんはもっと前の犬と串で観たような
ハイテンションな感じで攻めたら、
もっと楽しいだろうな~と思った。
けれど身体を張っていて流石でした。

そんな、毎日。
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テーマ: 演劇・劇団
ジャンル: 学問・文化・芸術

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