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箱庭円舞曲 focus#3「円」

Category : 演劇

             箱庭円舞曲「円」

3/8(金)19:30~こまばアゴラ劇場にて観劇。

オムニバス形式でこれまでの公演に出てきた、
物語や登場人物のサイドストーリー、スピンオフなどを
集めた短編集。

どれも色々なところで繋がっていて
それでいて喜怒哀楽、どの感性も刺激される。


■Intro「12人の凡庸な日本人」
クラブのように踊りながら登場。
裁判員なのか、多数決を取るとなって周囲の様子を気にして・・・。
良く言われる典型的な日本人像が垣間見えた。

■Track 1「みんな私のことが好きだった」
(第七楽章「みんな私のことが好き」より)
某企業の人事室にて。
社員のリストラを実行する部署の悲哀。
他部署の陰口とか、リストラを宣告する役目を
ジャンケンで決めるとか、ちょっとした会社あるあるが可笑しい。
ドライなイマドキの新入社員(北川未来)に
ザワザワさせられた。
ジェネラル(松本寛子)の歌の破壊力が凄かった(笑)


■Track 2「Arabian Spring Nights」
(第十四楽章「とりあえず寝る女」より)
国会議事堂前にて。
一時は盛んだったが、下火になったデモを
もっともらしい理屈で批判する男(和知龍範)。
そんな男にうんざりする女(村上直子)。
どんな理論武装しても、何も意味をなさないということを
ストレートに言い放つ女が気持ち良い。

■Track 3「マドンナー先生」
(第九楽章「大人なのにバカ」、第十五楽章「気付かない奴は最強」より)
予備校講師室にて。
第一志望に落ちて、滑り止めの大学に行くかどうかで悩む三浪の浪人生(櫻井竜)を
慰め諭す、鷹左右先生(松尾美香)と事務の卯月(片桐はづき)。
そこにマドンナー先生こと角川先生(原田優理子)がやってきて
浪人生に対し、一切空気も読まず、オブラートにも包まず、
厳しい現実を言い放っていく。
角川を演じた原田優理子は、背が高く見栄えのする美人なのに、
何故か笑ってしまうくらいストレートな役どころに一層の魅力。

■Track 4「That's Entertainment!」
(第十二楽章「メガネに騙された」より)
成清家のガレージにて。
バンドを組んで武道館を目指すことを夢見るボーカル(玉置玲央)。
だがメンバーは回覧板で募集したり、芋煮会が直近の発表の場だったり、
楽器を弾ける人がいなかったりとなんとも空回り。
メンバーの意見の堂々巡り加減と田舎のような抜けた感じ、
ボーカルの空回り加減がどれも憎めない。


■Interlude「ほんとうの話」
学生時代からの好きな人へ対するエピソードを、
役者がリレーのように繋げていく。
時折、女性の側を男性が言ったり、
異性愛なのか同性愛なのかと思わせるところが面白い。

■Track 5「珍しい恋人~miki mitsuoka rainbow mix~」
(第十六楽章「珍しい凡人」より)
アート支援系NPO法人事務所にて。
芸術家の光岡(須貝英)は、友人で
NPOを止めた元代表、健二(玉置玲央)のことを愛していたが、
気持ちを打ち明けられずにいた。
代表の箭内(小野哲史)や間所刈(小玉久仁子)に相談し、
告白しようとするが。
同性愛の件以上に間所刈のインパクトと破壊力が強い。


■Track 6「今日も誰かのせいにする」
(第十七楽章「いつも誰かのせいにする」)
映画スタジオ控え室にて。
Track 7のラストに挿入される話。
原作者(片桐はづき)が映画監督(小林タクシー)にビンタを食らわす。

■Track 7「ほね☆すて(実写版)」
(第十九楽章「否定されたくてする質問より)
なかなかシーンの要領を得ない俳優(櫻井竜)に
苛立ち、自ら演技指導をする映画監督(小林タクシー)。
そこに原作者(片桐はづき)が訪ねるも、最大の疑問をぶつける。

俳優の抜けた感じに対し、厳しく指導する映画監督だが、
原作者が入って立場が変わってしまうが面白い。
小林タクシーの憎めない感じが、某有名な映画監督みたいに見えた。

■Track 8「ほね☆すて(漫画版)」
(第十三楽章「極めて美しいお世辞」より)
富彌家にて。
夫婦の変遷を描く。
一見、残念な夫(小野哲史)だけど、
ラストで急に見方が変わるのが
優しい感じがする。

■Track 9「世界の男と女の魔法」
アパートの一室にて。
自宅で夫、乾治(須貝英)とアケミ(北川未来)の不倫現場に
居合わせた妻、真理(村上直子)との修羅場を可笑しく描く。
アケミはTrack 1の新入社員、乾治は同じく室長。
乾治の妙な開き直り具合とアケミのドライさに
苛立つ真理、そして何故か登場する間所刈(小玉久仁子)の
さらなるインパクトで怒りを中和する様が面白かった。

■Track 10「○○○」
さまざまな場所にて。
妊娠した妻(片桐はづき)を亡くした男(玉置玲央)のやり場のない怒り。
そして物語は、妊娠が発覚した時、結婚を申し込む時、
と過去に遡っていくのが切ない。
あるシーンで妻の父親役を演じる和知龍範が
ちょっと面白いのも良いアクセント。

■Extra Track「人の終わり」

Track 10から繋がって火葬場にて。
亡き妻が荼毘に付されるのを待つ夫(玉置玲央)。
これまでの登場人物たちが出てきて
旧交を温めたり、繋がりがなかった者同士が絡み合う。
火葬場から煙が出ないことに気付く夫と火葬場の職員のやり取りに
世の中の複雑さ、それ故の残酷さが垣間見えた。
ちょっとした救いで締められているのも良い。

素敵な役者陣に拍手。
そんな、毎日。
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テーマ: 演劇・劇団
ジャンル: 学問・文化・芸術

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